WordPressでメールが届かない問題を解決！【WP Mail SMTP × Gmail設定方法】

こんにちは。 兵庫県神戸市で、Webやパソコンが苦手な小さなお店や個人事業主のためのホームページ制作やWeb集客サポートをしている、evegle DESIGNの近藤ジュンコです。

前々回にご紹介した、WordPressの「メールが届かない問題」についての記事を、ありがたいことに多くの方に読んでいただきました。

実際にサポートしているクライアント様からも「お問い合わせフォームのメールが届かない…」というご相談をいただくことがあり、同じように困っている方が多いことを実感しています。

そこで今回は、前回の記事の続きとして「WP Mail SMTPプラグイン」＋「Gmail」の設定方法をまとめました。

Gmailを事業用メールとして使っている方も多いと思いますので、ぜひ参考にしていただけたらうれしいです。

\ こんな方はぜひ最後まで読んでくださいね♡ /

• 「WordPressでメールが届かない！」とお困りの方
• プラグイン「Contact Form 7」でフォームを設置している方
• お問い合わせメールの送受信にGmailを使っている方

さくらインターネットの独自ドメインメールを送信元に設定している方は、こちらの記事をご覧ください。WordPressでメールが届かない問題を解決！【WP Mail SMTP×さくらインターネット設定方法】

WordPressのお問い合わせメールが届かない原因

お問い合わせメールが届かない主な原因については、前々回の記事で詳しくまとめています。

まだ読んでいない方は、あわせてチェックしてみてください。
WordPressでメールが届かない問題を解決！【WP Mail SMTP×さくらインターネット設定方法】

今回はその内容をふまえて、Gmailを使った設定方法を解説していきます。

WP Mail SMTPの設定手順（Gmail ver.）

少し長めの手順になりますが、分かりやすくシェアしていきますね！
ゆっくり進めてもらえたら大丈夫です✨

前提条件

• WordPressにContact Form 7がインストール済み
• Gmailアカウント（送受信用のメールアドレス）を取得済み
• WP Mail SMTPプラグインをインストール済み

1. まずはプラグイン側の設定

WP Mail SMTPの設定画面から、送信元メールアドレスと送信者名を入力します。

メーラーは「Google/Gmail」を選択します。

2. Google Cloud側の設定

WP Mail SMTPでGmailを使う場合、Google Cloud でAPIを設定する必要があります。

プラグインに必要な「クライアントID」と「クライアントシークレット」を取得しにいきましょう！

Google Cloud にログインしたら、まずは新しいプロジェクトを作成する画面を開きます。

画面左上にある「プロジェクトの選択」をクリックし、表示されたポップアップの右上にある「新しいプロジェクト」を選択します。

「プロジェクト名」には、任意の名前を入力 →「作成」

3. Gmail APIを有効にする

作成したプロジェクトを選択し、画面左上3本線マークをクリック。

「APIとサービス」→「ライブラリ」を選択します。

Google Workspace の「Gmail API」をクリック →「有効にする」

4. 認証情報を作成する

画面右上の「認証情報の作成」をクリック。

❶ 認証情報の種類

「使用するAPI」→「Gmail API」を選択。

「アクセスするデータの種類 *」→「ユーザーデータ」を選択 →「次へ」

❷ OAuth 同意画面

「アプリ名」→ 任意の名前を入力。

「ユーザーサポートメール」→ プルダウンから使用したいメールを選択。

「デベロッパーの連絡先情報」→ メールアドレスを入力 →「保存して次へ」

※ メールアドレスはどちらも同じでOK

❸ スコープ（省略可）

「スコープ」は省略できるので、何も追加せずそのまま「保存して次へ」をクリックします。

❹ OAuth クライアント ID

「アプリケーションの種類」→「ウェブアプリケーション」を選択。

「名前 *」→ 自分が分かりやすい任意の名前を入力。

「承認済みのリダイレクトURI」→「https://connect.wpmailsmtp.com/google/」を入力。

「作成」→「完了」

※ クライアントIDが表示されますが、ここでは何もしなくてOK（「認証情報」ページでいつでも確認できます）

5. アプリを公開する

画面左側メニューの「APIとサービス」→「OAuth同意画面」→「対象」を選択。

「公開ステータス」の下にある「アプリを公開」をクリック。

「本番環境にpushしますか？」→「確認」をクリック。

「公開ステータス」が「本番環境」に変更されていたらOKです。

6. クライアントIDとクライアントシークレットを取得する

画面左側メニューの「APIとサービス」→「認証情報」を選択。

「OAuth 2.0クライアント ID」から作成したAPIをクリック。

「クライアントID」と「クライアントシークレット」が表示されるので、取得します。

7. Googleアカウントを認証する

WordPress管理画面のWP Mail SMTP設定画面に戻り、取得した「クライアントID」と「クライアントシークレット」を入力していきます。

入力し終えたら「設定を保存」をクリック。

「あなたのGoogleアカウントを使用したメール送信をプラグインに許可する」というボタンが表示されるので、それをクリック。

⚠️「このアプリはGoogleで確認されていません」という警告画面が出たら「詳細」をクリック。
↓
「wpmailsmtp.com（安全ではないページ）に移動」のリンクをクリック。
↓
「wpmailsmtp.comがGoogleアカウントへのアクセスを求めています」画面で「続行」をクリック。

8. 設定完了

設定が正しく完了していれば、以下のような画面になります。

9. テストメールの送信

WordPress管理画面 → プラグイン → WP Mail SMTP → ツール →「メールテスト」で自分宛てにテストメールを送信して確認します。

お問い合わせフォームでの動作確認

WP Mail SMTPの設定が完了したら、必ずフォームから実際に送信して確認します。

• 受信トレイに届くかチェック
• 届かない場合は迷惑メールフォルダも確認

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

お問い合わせフォームにGmailを設定している方は、私のクライアント様にも多く、
今回ご紹介した方法で「メールが届かない問題」は解決できています ✨

設定の手順が多く、少しややこしい印象を受けるかもしれませんが、
一度設定してしまえば、その後は安定してメールが届くようになります。

セキュリティ対策が進んでいく中で、
これまで問題なく使えていたものが、
ある日突然「うまくいかない…！」と焦ってしまいますよね。

今回は「WP Mail SMTP」＋「Gmail」の設定方法をまとめましたが、
iCloudメールについても、また改めて記事にできたらと思っています。

同じようにお困りの方の参考になれば嬉しいです。

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